ギターアンプについて

knobs on a guitar amp

エレキギターは必ずアンプを経由して鳴らすものです。ギターに対してのアンプは両輪であり、欠かすことができない大切なものです。アンプもたくさんのメーカー、たくさんの機種が存在していて、どのようなものを選んだらいいのかはプレイスタイル、ギターのタイプ、さらには音楽のジャンルによっても変わってきます。

ただ、ライブハウスや練習スタジオにあるギターアンプというのはある程度限られていて、実際にプレーヤーとして押さえておいた方が良いアンプは数種類に絞られます。自宅用に本格的なアンプを購入することが頭をよぎることもありますが、まず日本の住宅事情では満足いく音量で鳴らすことはできません。

まずはギターアンプの基本的な形状、そして種類を把握し、スタジオやライブハウスにあるものがどのタイプであるのかを見きわめることからはじめ、そのアンプに適した使用方法を習得するところからはじめるべきです。スイッチを入れてボリュームを上げれば音が鳴りますが、その仕組みを簡単にでも把握しておくことが大切です。

基本的なギターアンプの形状

ギターアンプの形状には「コンポタイプ」と「スタックタイプ」の2種類あります。

コンポアンプ

「アンプ」というのは増幅器のことです。ですから、本来はアンプの部分と増幅させた音を実際に鳴らすスピーカー部分を別にして考えるべきなのですが、それが一体になったものが「コンボアンプ」です。代表的なものがどのスタジオにでも設置されているRolandのジャズコーラス、通称JC、ジャズコです。

スタックアンプ

アンプ部分とスピーカー部分が分離したものを「スタックアンプ」といいます。スタックアンプでは上部のアンプ部分を「ヘッド」、下部のスピーカー部分を「キャビネット」と言います。キャビネットはスピーカーが何発かが集合した物になっています。スタジオやライブハウスに多く設置されているMarshallのアンプ、JCM900やJCM2000などがスタックアンプの代表です。

スタックアンプはキャビネットの部分を取り替えることができます。そのためヘッドの部分だけを持ち込んでその場所のキャビネットに取り付けて演奏するギタリストも多く存在します。もちろんキャビネットもサウンドを大きく左右しますので、質の良いものを求めるものです。

真空管タイプとトランジスタタイプ

アンプの根本的な機構も「真空管タイプ」と「トランジスタタイプ」の2種類に分かれます。

真空管タイプ

真空管を搭載したタイプはチューブアンプといわれます。チューブアンプの特徴は暖かみのあるマイルドな音質を得られる点です。Marshallのアンプはこちらのタイプです。それではコンボ型でチューブアンプはないのかというと、VOXのものなどが存在します。

トランジスタタイプ

対してトランジスタタイプのアンプはソリッドステートといわれます。特徴はどの個体も性能が一定に保てる点です。メンテナンスも容易で、どの場所にあるものでも均一の音質を得ることができます。RolandのJCはこちらのタイプです。JCの他にはFenderのアンプなどが該当します。

代表的なアンプメーカー

マーシャル(Marshall)

ギターアンプと言えばマーシャル!それほどまでに定着しているのがマーシャルアンプです。真空管アンプの代表格でどのスタジオに行っても設置してあります。その特徴は低音を効かせたディストーションサウンドで、いかにもロック!エレキギター!といった音を鳴らしてくれます。

特にハードロックと相性が良く、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、クリーム、ガンズ・アンド・ローゼスといった数々のバンドに愛されてきました。

ローランド(Roland)

電子楽器メーカーで有名なローランド社から出ている「ジャズ・コーラス」はトランジスタアンプの代表と言って良いでしょう。このアンプもどこのスタジオでも常駐してあります。トランジスタアンプならではの透き通るようなクリーントーンが魅力で、音の抜けが良いためエフェクターとの相性も抜群です。

フェンダー(Fender)

ギターメーカーの雄、フェンダー社もギターアンプを販売しています。特にコンポタイプの「ツイン・リバーブ」が有名で、真空管ならではの暖かみのあるクリーンサウンド、少しドライブさせれば乾いたクランチサウンドを聞かせてくれます。

ヴォックス(VOX)

かのビートルズが愛用していたことでも有名で、今なおクラシカルな外見が特徴のVOXです。チューブアンプならではのウォームで粘りのあるサウンドが魅力的です。

アンプの出力について

一般的にライブハウスやリハーサルスタジオにあるギターアンプは出力が50ワット以上のものがほとんどです。ワット数が多ければボリュームやゲインを絞っても大きな音が出ますので、自宅での演奏には向いていません。そして、出力を絞りすぎると本来の性能が発揮できません。

ですから、自宅練習用とスタジオ・ライブハウスのアンプは分けて考えることが大切です。本当に必要なのはスタジオやライブハウス設置のアンプに対する知識とノウハウです。特にチューブアンプは個体差が激しい場合がありますので、その場で状態を確認することも大切です。

いつも同じ音色でプレイしたいのであればソリッドステートのもの、どこにでもあるものであればJCを、ギターらしさを追求するのであればMarshallをまずは理解するところからはじめてください。どこにでもあるアンプで自身の音を作ることが大切です。

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