ドラムスティックについて

ドラムスティックは腕

ドラムという楽器は、「音を出す」と意識してから実際にヒットさせるまでの物理的な距離が長い楽器です。メトロノームやクリックに対してジャストなタイミングで発音させたい場合、相応の訓練が必要で、ドラムの基礎的な部分でもあります。

自身の身体が動いてから発音までのイメージ、つまりストロークのインターバルは感覚的に覚えるしかないのですが、その際にスティックを自身の身体の延長であるようなイメージを持つ必要があります。長さ、重さは演奏に深く関わります。

ドラムスティックの種類は数多い

多くのドラムスティックが存在しています。ギターのピックと同等に考えればわかりやいのですが、ピックほど安価ではありません。ですから購入時に「これだ」と思えるものを確実に手にしたいもので、そのために重要な要素があります。

まずは重さです。実際に振ってみて、当ててみて、どう感じるかということが大切です。ドラムを始めたての頃は少し「軽い」と感じる程度のもので構いません。ドラムを叩くための持久力のある筋力がまだないので、軽めのものからスタートすると思うようにトレーニングできます。

そして何よりも大切なものは長さです。各ドラムとの位置関係によって自身のフォームが決まります。当然同じ材質で長いものは重く、短いものは軽く取り回しが容易になりますが、ここであえてリーガル・ティップやラディックのように長いものを選ぶのも、スティックの振動を感じ取るためには有効です。

スティックの材質

ドラムスティックはさまざまな素材で作られています。一番多く目にするのは木ですが、使用されている木材にもさまざまなものがあります。標準的なヒッコリー、重いオーク、軽くて硬いメイプルが木材では一般的です。

さらにはAHEADのように鉄心を備え、その上をカーボンでコーティングし、先端のチップといわれる部分にプラスチックを用いたものもあります。当然このスティックは重いのですが、最初から導入すればかなり逞しいドラマーに成長することは間違いありません。ただ、ワンセット6,000円前後と高価です。

チップの形状

実際にヘッドにヒットするのはスティックの先端、チップの部分です。ここの形状によってもサウンドは変わります。安定したサウンドを得られるのは球型のものです。角度によって差を付けられるのが楕円形のオーバルやティアドロップ型となります。

チップによるサウンドの違いは実際に叩いてみなければわかりません。さらにはパワーヒッター型のドラム演奏である場合、音の差も掴みにくいところではあります。また同じスネアやキットで試さなければ答えも得辛いため、一度に試せる環境を探すことが必要です。

スティックをバラバラ変えないこと

どのようなドラムスティックでも同じ演奏ができるのが正しいと唱える方もいます。ある意味ではそれも正しいのですが、「自分の身体」としてのスティックであれば、スタイルに合わせて固定のものを使用した方が上達は早くなります。

スティックストロークは振り下ろすだけではなく、ヒット直後の反発を利用して引き上げる動作も演奏の一部です。どのくらいの力で叩けばどのくらい反発するのか、次の動作がどれだけスムーズにできるのか、それは感覚で覚えることです。材質や重さによってそれが変わるので、まずは固定したいということです。

アーティストのシグネイチャーモデルでも構いません。ノーブランドのものでも構いません。まずは握ってみて、「これだ」と感じるスティックと出会うことがドラマーとしての第一歩です。スティックを握るのではなく、身体の一部として理解することが大切です。もちろん、そのようなものに出会うまでは色々試せばいいのです。

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