個人練習におすすめ小型ベースアンプ
ベースは楽器単体の鳴りは本当にあまり聴こえません。聴こえてもピッキングの際の音程度で、本当に自分がしっかり弦を押さえているのか、しっかり鳴っているのかということはアンプを通さなければわからないのです。指が動けばいいというわけではないのがベースの難しいところです。
ですが、低音ほど自宅練習の際にやっかいなものはありません。高音は「防音」である程度は防げるものの、低音だけはどのような防音状態でも突き抜けることがほとんどです。ですから、普通のベースアンプを接続して自宅で鳴らした途端に近隣からのクレームが発生するのは避けられません。
自身ではそんなに大きくないと捉えていても、その音は減衰することなく近隣に鳴り響きましす、それが夜であればもっと悲惨です。そこで、騒音問題にならずに、練習用としておすすめできるベースアンプを紹介します。
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最初は15ワットから20ワットのベースアンプ
自宅でベースのサウンドを作りこむことはほとんど不可能だと思って間違いありません。ただ、あまりペケペケしたサウンドでも練習にはなりません。初心者が最初によく購入するのはもっとも小型の15ワットから20ワットほどの出力のものです。このクラスだと5,000円~1万円で購入可能です。
このサイズは「本当に音が鳴っているか」ということや「フレットと弦がビリビリ触れていないか」ということを確かめるためのサイズです。このサイズではベースのサウンドまではフォローできません。ただ、「練習用」であれば必要十分の音が出ますから、まずはこのラインを選ぶのがいいです。
VOX / Pathfinder Bass 10【PFB10】 | Greco / GBX1000 ギター/ベース兼用アンプ | Ashdown / TourBus 15 ベースアンプ | Ibanezアイバニーズ / IBZ10B V2ベースアンプ |
25ワットから60ワットのベースアンプ
25ワットから50ワットのクラスになると、今度は本格的なベースアンプメーカーの小型版が充実してくることになります。特定のアンプのサウンドを気に入っていて、スタジオでも使い込んでいるという場合など、このサイズのアンプであればある程度の音のイメージもつけることができます。このあたりのクラスは1万円~2万円ほどで購入できます。
つぎに50ワットから60ワットのサイズのものが自宅用の候補として挙がりますが、この辺りのクラスからはより本格的なサウンドが出せるため、自宅練習だけでなく小規模のライブでも使用できます。
Fender USA フェンダー / Rumble 25 Combo ベースアンプ |
Marshall / MB30 ベースアンプ |
Ampeg / BA108 V2 ベースアンプ | BEHRINGER / BXL450A Ultrabass |
おすすめ小型ベースアンプ
AMPEG ( アンペグ ) / BA-110
35ワットの小型Ampegがあります。型番はBA-110です。小型ながらもしっかりアンペグのサウンドを発するこのアンプは、価格は市場売価で25,000円台と、個人でも購入できる現実的な価格です。自宅での練習に適した現実的なサウンド、そして現実的な価格で、アンペグユーザーにとってはとても人気のあるモデルです。
BA-110の嬉しい機能としてCDやmp3プレーヤーのインプットが可能な点があります。これによってこのアンプから同時にオケや練習している曲のトラックを流すことができ、個人練習環境が簡単に成立します。バンドのオケに対してベースラインを考える際などにも役立ちます。
HARTKE ( ハートキー ) / A25
HartkeのA25は20,000円ほどで購入できる25ワットの小型ベースアンプです。ラインIN端子を備えているのでオケやCDと練習できるのはもちろん、OUT端子も備えているのでそのままの演奏を別途デッキで録音することもできます。ヘッドフォン端子もあり、サイレントに練習することも可能な多機能機です。
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