左利き用(レフティ)のギター・ベース

ギターやベースの持ち手は基本利き腕で変わる

ギターやベースは通常左手でネックを握り、右手でピッキングするものです。ただ、これは「利き手」に依存するものです。ピッキングは通常利き腕で行うことがスタンダードで、ギターであれば通常6弦、ベースであれば4弦を縦横無尽に弾きます。

ただ、実は左利きでも通常モデルの楽器を使用するプレイヤーもいます。プロでも存在します。理由は利き手に合ったギターが見つけられなかったなどの理由が多いのですが、それでも一流のプレイヤーとして活動しています。

レフティを選択するかどうかは楽器を始める頃に選択することが大前提です。途中でレフティに転向する場合などは、それまでのスキルが一旦リセットされると考えた方がいいです。左利きでも一旦通常モデルで練習を始めたのであれば、それを貫くことが大切です。

右利きのレフティギタリスト

右利きであるのにレフティのギターをわざと選択する場合もあります。バンド内にギターが二人存在する場合、ギターの向きは通常同じになるのですが、片方がレフティを使用すると下手側のギタリストのギターは下手を向くことになります。

プロとして存在する右利きレフティ使用のギタリストとして挙げられるのはBUCK-TICKの今井寿氏です。一般的なギタリストとは違ったサウンドアプローチに特徴があり、奏法もインダストリアル的で特徴があります。あえてレフティを選んだ典型的なギタリストです。

左利きプレイヤー

一番有名なレフティプレーヤーとしてポール・マッカートニーがいます。ポール・マッカートニーはギター、ベース、鍵盤、そしてドラムに歌とさまざまなプレイをこなす一流ミュージシャンですが、弦楽器を演奏する際はレフティです。

ただ、ピアノの際はレフティであることは関係なく、通常のプレイヤーと同様に演奏しています。さらには驚くことにドラムは通常仕様のものを叩いています。ドラムセット自体はセットの組み方でレフティ仕様にできるのですが、それを行っていないということです。

レフティーギター、レフティーベースは見つけづらい?

プロのプレイヤーが利き腕とは反する楽器を使用する場合があるのは、意図した場合と自身の利き腕に対応した楽器が見つけられなかったからというケースの両方があります。ですが、現在ではレフティ仕様の楽器は誰でも簡単に購入することができます。

レフティ仕様の専門店も存在するほど、一般化していて、利き腕に従った楽器の選択が可能です。さらには「バンド」というエンターテイメントの「見せ方」として、あえてレフティを選択することも誰でも可能になっています。

レフティだからといって奏法に違いが生じることはありませんし、さらには技術的にビハインドがあるわけでもありません。これから楽器を始める方にとってはこの選択肢はとても有効なものです。利き腕とは反する楽器を使用しても、上達しないということがないからです。

メーカーのレフティモデルは存在するのか

結論からいうと、各メーカーのギター、ベースでレフティモデルが存在します。ただ、流通量が少ないため一般的な楽器店ですぐに購入できるかどうかというと、その点はネックにはなっていますが狙った楽器のレフティがないということはほとんどありません。ですから、自分はレフティで進みたいという方はその選択が可能です。

特にフェンダーなどはレフティモデルが充実しています。ストラトの各モデル、ベースの各モデルでレフティ仕様を確認することができます。廉価版のレフティはあまりタイプがないのですが、それでも少し予算を上積みすれば自身に合うモデルを購入することが可能です。表現の一部として、あえて選択するのも楽しいです。




サブコンテンツ

このページの先頭へ