ライブ当日の流れ|リハーサルから本番・MC・精算まで初心者向けに解説
そして、いよいよライブ当日です。
ライブハウスに着いたら、まずスタッフに声をかけましょう。
楽屋に案内されるので、荷物を置いてリハーサルの時間まで待ちます。
この記事では、ライブ当日の流れを、入り時間から精算・打ち上げまで順番に紹介します。
リハーサルの進め方や、本番のMCのコツもまとめました。
ライブ当日の流れ
ライブ当日は、おおむね次の流れで進みます。
- ライブハウス入り(機材搬入)
- リハーサル
- 開場・開演
- 本番
- ライブ終了・精算
- 店長からのアドバイス、打ち上げ
時間はライブハウスやイベントによって違います。
事前に送られてくるタイムテーブル(当日の時間割)を、メンバー全員で確認しておきましょう。
ライブハウス入り
ライブハウスに入る時間は、開場時間よりかなり早いことが多いです。
例えば開場が18時でも、正午ごろには集合しなければならないこともあります。
機材の搬入、リハーサル、ステージのセッティングに時間がかかるからです。
ライブハウスに迷惑をかけないよう、スタッフの指示に従ってすばやく行動しましょう。
遅刻は厳禁です。
スタッフからは、バックステージパスというシールを渡されます。
これは、ライブの関係者であることを示すものです。
持っていると、ライブ終了までライブハウスを自由に出入りできます。
ちょっとした買い出しなどで外に出るときは、出入り口のスタッフにパスを見せましょう。
スタッフに渡しておくもの
本番までに、次のものをスタッフに渡しておきましょう。
- セッティング表(使う楽器、マイクの本数、ギターアンプの台数、メンバーの立ち位置など)
- 曲順リスト(セットリスト)
- SE音源(登場のときに流す曲)
- フライヤー(告知用のチラシ)
- お客さんに書いてもらうアンケート用紙
リハーサル
本番の前には、リハーサルの時間が与えられるので、最終確認をしましょう。
リハーサルの順番は、出演順とは逆になります。
最後に出演するバンドから始めるこの方法を、「逆リハ」といいます。
逆リハで最後にリハーサルをするのは、本番で最初に出るバンドです。
最初のバンドは、リハーサルのセッティングのまま本番を迎えられるというわけです。
セッティングと音出し
親切なライブハウスでは、アンプの設定をメモする紙を渡してくれます。
セッティングが終わったら、PA側が出音(客席に出る音)の調整をします。
PAとは、音響を担当するスタッフや設備のことです。
「音を出してください」と言われたら、指示に従って音を出しましょう。
ギターやベースは、ライブで使う音色をすべて出しておきます。
出音の調整は、ドラム、ベース、ギター、ボーカルの順に行います。
ドラムはバスドラ、スネアなどパーツごとに音を出します。
最後に、ドラムパターン(リズムの型)を叩くように言われます。
コーラスを担当する人は、マイクの音量チェックもします。
基本的には、PAの指示に従えば大丈夫です。
全体の音合わせ
最後に、全体で音を合わせます。
曲を演奏してみて、不安な部分を最終確認しましょう。
リハーサルの時間には限りがあります。
残り時間のタイマーがあれば、それを見ながら進めてください。
このとき、SEから演奏開始までの流れは必ず確認しておきましょう。
本番でここを失敗すると、とてもかっこ悪いです!
中音(モニター)の確認
中音(ステージ上で演奏者に聞こえる音)の確認もしておきましょう。
足元には、モニタースピーカーがあるはずです。
よく聞こえない音があれば、PAスタッフに伝えましょう。
「ボーカルを強めにください!」といった具合です。
私はベースがはっきり聞こえると安心するので、いつもベースを強めにしてもらっています。
ドラムとボーカルは、モニターがなくても十分響くことが多いです。
そのため、強く返してもらう必要はないでしょう。
リハーサル後は自由時間
リハーサルが終わったら、出番までは自由時間です。
食事をとってもよいですし、ほかのバンドのリハーサルを見るのもよいでしょう。
ほかのバンドの音作りや動きは、とても勉強になります。
本番
出番が近くなったら、楽屋で待機しておきましょう。
出番になったら、裏口からステージに入ります。
あらかじめスタッフに渡しておいたSEが流れ、会場の空気も盛り上がってきます。
そして、いよいよ演奏開始です!
演奏中は、できるだけお客さんのほうを見て演奏しましょう。
本番の緊張をやわらげるコツ
初めてのライブでは、誰でも緊張するものです。
次のような準備をしておくと、落ち着いて本番に臨めます。
- 本番と同じ流れで、通し練習を何度もしておく
- 出番の前に、深呼吸をしてゆっくり体をほぐす
- 1曲目の出だしを、メンバー全員で確認しておく
- ミスをしても止まらず、そのまま演奏を続ける
多少のミスは、お客さんにはあまり気づかれません。
止まらずに最後まで演奏しきることを目標にしましょう。
ライブのMC
曲の合間に、MCをはさむこともあるでしょう。
MCとは、曲の合間にお客さんに向けて話すことです。
MCで伝えるとよい内容は、次のようなものです。
- バンド名とメンバー紹介
- 次の曲の紹介や、曲へのつなぎ
- 次回のライブの告知
- 来てくれたお客さんや、対バンへのお礼
MC中にドラムがバスドラの音を添えると、雰囲気が出ます。
しかし、こんな簡単なことでも、ぶっつけ本番ではできません。
スタジオで練習しておきましょう。
ちなみに、お笑い芸人並みに話がうまい人でない限り、MCの内容や流れはメンバーで話し合っておくのが無難です。
アドリブでだらだら引っ張るMCほど、見ていてつらいものはありません。
MCの準備のしかたは、ライブに向けて決めておくことでもくわしく紹介しています。
ライブ終了
自分たちの出番が終わったら、楽屋に戻って対バンのみなさんにあいさつしましょう。
対バンとは、同じライブに出演するほかのバンドのことです。
その後、ライブ終了まではまた自由時間です。
ほかのバンドを見たり、お客さんにアンケートを書いてもらったりするとよいでしょう。
お客さんや対バン、ライブハウスのスタッフと、少しでも交流を持ちましょう。
アンケートをもらうと、自分たちの足りない点がよく分かります。
中には、きついことを書かれるかもしれません。
それでも、これが成長の糧になります。
良薬は口に苦しという言葉もあります。
目を背けずに受け止めましょう。
何も書かれないより、ずっとためになります。
精算
次は、チケットの精算です。
精算のときには、余ったチケットと売上金をライブハウスに提出します。
(ライブハウスがバンドに渡したチケット)-(余ったチケット)=(バンドが売ったチケット、売り上げ)となります。
売り上げがチケットノルマに届かなかった分は、バンド側の負担になります。
逆にノルマ以上に売れて黒字が出た場合は、一定の割合がチャージバックとしてバンドに戻ってきます。
ここから、さらに機材のレンタル費などを差し引いた額が、バンドの損益になります。
チケットノルマの仕組みは、ライブ出演までの流れで紹介しています。
店長からのお言葉
ライブがすべて終わると、店長に呼ばれて、その日のライブについて意見をもらうことがあります。
よかった点、悪かった点を指摘してもらえるはずです。
次につなげる糧にしましょう。
次回のライブに誘ってもらえることもあります。
打ち上げ
ライブが終わったら、打ち上げです!
終電の時間に気を付けながら、近くのお店で乾杯するのもよし!
ほかのバンドも誘って、盛大にお祝いするのもよしです!
ただし、お酒は20歳になってから。
未成年のメンバーがいる場合は、ソフトドリンクで楽しみましょう。
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