ライブの準備で決めておくこと|セットリストの決め方・衣装・MC・物販

ライブの日程が決まっても、本番までの2~3か月、のんびりしてはいられません。
当日までに最高のライブに仕上げるため、ライブの進行を考えて練習を重ねていきましょう。

この記事では、ライブの準備として決めておくことを紹介します。
セットリストの決め方、ステージ衣装、SE、MC、物販のポイントをまとめました。

ライブに向けて決めておくこと

ライブに向けた練習をするには、事前に次のことを決めておく必要があります。

  • 曲順(セットリスト)
  • ステージ衣装
  • SE音源
  • MC
  • 物販(必要な場合)
曲順(セットリスト)

ライブで演奏する曲順のことを、セットリストといいます。
略して「セトリ」とも呼びます。

似たような曲を続けるより、緩急を付けたほうがお客さんは退屈しません。
MCも含めて、ライブ全体のストーリーを考えましょう。

【セットリストの一例】

  1. アップテンポの盛り上がる曲(つかみはバッチリ♪)
  2. MC(盛り上がっているところで陽気にメンバー紹介)
  3. 変拍子のトリッキーな曲(ちょっと変わった曲をアピール)
  4. 長めの壮大な曲(少しスローダウン)
  5. MC(ここで一休み。メンバーのフリートーク)
  6. 切ないバラード(後半は世界観を変えよう)
  7. 締めに相応しいバンドの看板曲(お客さんは「待ってました!」となり、好印象で締めくくることができる)
  8. アンコール(盛り上がる曲をストックしておいた方がいいかも)
セットリストの決め方のコツ

セットリストを決めるときは、次のポイントを意識しましょう。

  • 1曲目は、勢いのある曲や一番自信のある曲にする
  • 最後の曲は、バンドの看板曲で印象を残す
  • 持ち時間に収まるか、曲の長さを合計して確かめる
  • チューニングや楽器の持ち替えが必要な曲の位置に気を付ける

最初と最後の曲を先に決めて、間を埋めていくと組み立てやすくなります。
曲の長さとMCの時間を足して、持ち時間を超えないようにしましょう。

ステージ衣装

当日のライブでどんな衣装にするかも、決めておきましょう。

決めておかないと、当日はバラバラな服装のメンバーがそろってしまうかもしれません。
全身黒スーツ、チェックシャツ、きれいめカジュアル、サルエルパンツ……といった具合です。
見た目のまとまりがなく、残念なステージになってしまいます。

バンドのイメージに合わせて、どんな系統の服装にするかだけでも決めておきましょう。

バンドのイメージにこだわるなら、ファッションについてもっと深く話し合う必要があります。
例えばメイクをする、髪を染める、全員黒シャツ、全員メガネなど。
ほかにも全員紙袋を被って素性を隠す、ネズミ男などなど。
後半は冗談だと思うかもしれませんが、本当にいるバンドです。

衣装選びで気を付けること

ステージ上は照明が当たるので、思った以上に暑くなります。
見た目だけでなく、演奏のしやすさも考えて選びましょう。

  • 汗をかいても動きやすい素材か
  • 袖や装飾が、楽器の演奏のじゃまにならないか
  • 足元は、エフェクターのペダルを踏みやすい靴か

一度、衣装を着た状態でスタジオ練習をしてみると安心です。

SE音源

本番の演奏前に、雰囲気を盛り上げるために流す音源をSEといいます。
要するにバンドの登場曲です。
格闘技の選手や野球選手にも、登場曲がありますよね?それと同じです。

SEは本来「効果音」という意味で使われることが多い言葉です。
ライブでは、バンドの登場曲のことを指します。

SEの目的は、「これから○○○の演奏が始まるよ!」とお客さんに知らせることです。
注目を集め、会場の雰囲気を作り上げます。
基本的には、テンションの上がるものを選びましょう。

MC

MCとは、曲の合間にお客さんに向かって話すことです。
お客さんにバンドを知ってもらうよい機会なので、ぜひバンドをアピールしましょう。
メンバー紹介、次のライブの告知、日常の出来事などがMCの定番です。

こんなやりとりを見たことはありませんか?

【メンバー紹介の一例】
ボーカル:○○○ー!オン・ギター!
ギター:(ピロピロピロピロ~♪)
客:わー、わー、わー
ボーカル:△△△ー!オン・ドラムス!
ドラムス:(ドンツクテン!)
客:わー、わー、わー

MCで話すことは、必ず事前に2つか3つ決めておきましょう。
決めておかないと、必ずグダグダになります。
MCは、ぶっつけ本番でできるほど簡単なものではありません。

セッティングの合間や、機材トラブルの復旧中に、トークで場をつなぐこともあります。
そんなときに準備がないと、耐えがたい沈黙が続いてしまいます。

MCで笑いを狙うのは要注意

初心者バンドは、なぜかMCで笑いを取りに行こうとします。
メンバー同士の掛け合いで笑いを取るには、事前のネタ合わせが欠かせません。
お笑い芸人も、しっかり準備をしています。

準備を怠って本番ですべると、見ていて恥ずかしく痛々しいものです。
MCでお客さんを笑わせようとするのは、リスクがあるのであまりおすすめしません。
最初から大爆笑を取れる持ちネタがあるなら、別の業界で活躍したほうがいいかもしれません。

笑いを取らなくても大丈夫です。
1つの話題についてメンバー同士で話すだけでも、お客さんは楽しめます。
メンバーの普段の姿が垣間見えるからです。

無理に話す必要はありません。
話すのが苦手なら、バンド名のアピールと次のライブの告知だけでも十分です。

なお、MCは話す人だけのものではありません。
MC中にドラムが「ドン!ドン!ドン!」とキックをリズミカルに添えるだけで、場の雰囲気が作れます。

物販

物販とは、ライブ会場でCDやグッズを販売することです。
初めてのライブでは必須ではありませんが、準備しておくとバンドを覚えてもらいやすくなります。

  • CDや音源のダウンロードカード
  • ステッカーや缶バッジなどの小物
  • 次のライブのフライヤー

物販スペースを使えるかどうかは、ライブハウスによって違います。
事前に確認しておきましょう。
お釣りの用意や、販売担当のメンバーを決めておくことも忘れずに。

MCで「物販やってます!」と一言伝えるだけでも、立ち寄ってくれるお客さんが増えます。

ライブ本番を見越しての通し練習

ふだんの練習では、持ち曲を通して演奏することは少ないかもしれません。
しかし、ライブ本番ではそれをやらなければなりません。

1バンドに与えられる時間は、転換込みで30分前後です。
転換とは、前のバンドから次のバンドへ、ステージのセッティングを入れ替えることです。

その時間の中で、一連の流れをこなさなければなりません。
SEを流し、数曲を続けて演奏し、合間にメンバー紹介や次のライブの告知を行うのです。

そのため、この時期のバンド練習では、本番を見越した練習が大切です。
実際にSEを流し、MCも入れてみましょう。
決めるところはしっかりジャンプで決め、お客さんを意識して前を見ながら演奏します。
こうした流れを、30分かけて通してやってみましょう。

ライブ当日の流れは、次の記事で紹介しています。
ライブ本番




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