スタジオ内の意思疎通|バンドの合わせ方と練習中の合図・コミュニケーションのコツ
スタジオの中は、思っている以上に音が大きく、言葉でのやり取りが難しくなります。
マイクがなければ、自分の声を届けることすら大変です。
練習中に余計な音を出していると、メンバー同士のコミュニケーションがとりにくくなります。
そこで、音を出すための場所であるスタジオでも、音を出さないことが求められるのです。
この記事では、バンド練習をスムーズに進めるための、スタジオでの意思疎通のコツを紹介します。
合図の出し方や、フレーズの合わせ方、ホワイトボードの使い方まで見ていきましょう。
ジェスチャー
スタジオでは、声を出すよりもジェスチャーを多く使いましょう。
発言したいときは、手を振るなどしてメンバーの注目を集めます。
そのジェスチャーを見たら、ほかのメンバーは音量を下げて話を聞きましょう。
こうすることで、うるさいスタジオの中でも会話がしやすくなります。
あらかじめ、バンド内で合図を決めておくのもおすすめです。
- 手を挙げる:準備OK、質問に「はい」と答える
- 手を振る:話したいことがある
- 演奏中に手を横に振る:いったん止めたい
セッティング
ギターの音色は、それほどマスターボリュームを上げなくても確認できます。
大きな音で確かめたい気持ちはわかります。
でも、いつまでも爆音を鳴らし続けると、ほかのメンバーの迷惑になります。
歪みのセッティングでも、望む音が出たらボリュームを下げましょう。
自分のセッティングが終わったら、小さな音でスケール練習などをして待ちます。
スケールとは、ドレミのような音階のことです。
しばらくすると、リーダーからセッティングが終わったか聞かれます。
そのときは声を出さず、手を挙げるなどのジェスチャーで答えましょう。
フレーズの確認
音楽には、言葉では伝えにくいことがたくさんあります。
弦楽器同士でリズムやフレーズを確認するときは、実際に弾いてみせたほうが伝わりやすいです。
演奏と説明を組み合わせて、自分のイメージを伝えていきましょう。
このとき、練習と同じ音量で弾くと、音が大きすぎて説明が聞こえません。
フレーズを説明するときは、音量と歪みを抑えましょう。
まず自分で弾いてみせ、次に相手にも弾いてもらって、伝わったか確かめるのがポイントです。
合わせる前にテンポとキッカケを決める
バンドで合わせるときは、始める前に次のことを共有しておきましょう。
- どこから始めるか(例:2番のAメロから)
- テンポ(ドラムのカウントで合わせる)
- どこで止めるか(例:サビの終わりまで)
ドラムがスティックで「ワン、ツー、スリー、フォー」とカウントを出すと、全員が同時に入れます。
止める場所を決めておけば、だらだらと演奏が続くこともありません。
ホワイトボード
スタジオにホワイトボードが置いてあることもあります。
有効に使いましょう。
ホワイトボードがよく活躍するのは、次のようなときです。
- 曲の構成を示すとき
- コードを書き出すとき
- セットリスト(ライブで演奏する曲順)を示すとき
曲の構成は、Aメロ、Bメロ、サビなどに分けて書くと伝わりやすいです。
余談ですが、2サビ、1Aメロのような言葉は、聞き慣れないかもしれません。
「2番のサビ」「1番のAメロ」という意味です。
こうした言葉は、積極的に使っていきましょう。
考えは、言葉にして初めて伝わります。
音楽は言葉にしにくいものだからこそ、言葉にできる部分はどんどん言語化することが大切です。
普段からこうした言葉を使うと、曲の構成がメンバー間で共有され、意思疎通がしやすくなります。
そのほかのマナー
ほかのメンバーが話し合っているときは、音を鳴らすのをやめましょう。
また、スタジオに入るときは外から照明のスイッチを点滅させると、「今から入るよ〜」という合図になります。
中のメンバーが演奏を止めてくれるので、ドアを開けたときに音が外に漏れずに済みます。
スタジオ練習の進め方については、次の記事も参考にしてください。
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