エレキギター本体でのサウンドメイキング

ギター本体でのサウンド・メイキング

エレキギターは単体でそのサウンドをさまざまなカタチに調節することが可能です。ピックアップで拾った信号を、シールドを通じてアンプに送る機構上、ボリュームノブなどで音量を調節したり、トーンをコントロールしたりということが手元で可能なのです。

エフェクターやアンプの設定をいじることなくそれらが可能であるため、演奏中にスパッと切り替えることが可能で、プロのギタリストを見ていてもかなりの頻度でそのようなサウンド調整をギター側で行っています。ギターから発するそもそもの信号を整えることですので、覚えておいて損はありません。

コントロールセレクター(ピックアップセレクター)でピックアップを選ぶ

エレキギターはピックアップが弦の信号を拾うことでサウンドの起点になるのですが、ギターには複数のピックアップがついています。コントロールセレクター(ピックアップセレクター)はそれらのピックアップのうちどれを使うのかということを選ぶスイッチです。

レスポールであればリアとフロント、ストラトであればリア・センター・フロントです。ストラトでは各ピックアップのハーフも可能です。リアの方がシャープでクリア、フロント側は温かみがある音になります。演奏中に切り分けることが多いです。ギターソロのときなどにフロントを選択するなどが王道です。

トーンノブとボリュームノブ

トーンとボリュームを調整するツマミは、ピックアップの選択に加えて音に丸みを出したい場合などに重宝するものです。アンプが同じ設定でもボリュームを絞ればアルペジオに最適になったり、トーンノブでわざと枯れた音にしたりすることが可能です。歪みもボリュームを絞ると和らぐなどの効果があります。

ロック系のギターであれば基本はリアピックアップ、トーンとボリュームは全開、ということが多いのですが、ちょっと表現を深くしたい場合などに手元で調整すると、それまでにないサウンドが得られ、アクセントになります。




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