ギター・ベース奏法
- ピッキング
- ピックや指で弦をはじいて音を出すこと。
- ダウン・ピッキング
- 上から下に向かって弦をはじく
- アップ・ピッキング
- 上から下に向かって弦をはじく
- オルタネイト・ピッキング
- ダウン・ピッキングとアップ・ピッキングを繰り返すことで連続した音を出す奏法。フレーズ中に休符、タイがある場合でも表泊はダウン、裏泊はアップで弾かなければなりません。フレーズを安定して演奏するためには必須のテクニック。
- ストローク
- 左手でコードを押さえ右手でかき鳴らす奏法。上から下に向かって弾くことをダウン・ストローク、下から上に向かって弾くことをアップ・ストロークと言います。
- アルペジオ
- コードを構成する音を一音ずつ弾いていく奏法。ストロークではコードをまとめて弾いているのに対し、アルペジオは一音ずつ音を重ねていくのがポイント。音を出すときに前音を途切れさせてしまってはアルペジオではなくなります。
- カッティング
- ストロークをする際に、ストローク音と左手でミュートさせたブラッシング音を組み合わせる事で歯切れの良いパーカッシブなストロークを行う奏法です。
- ハンマリング・オン
- ピッキング後に左手の指でフレットを叩く事で次の音を出します。楽譜ではHと表記されます。
- プリング・オフ
- ピッキング後に左手の指をフレットから離すことで次の音を出します。プリングの名の通り、ただフレットから指を離すのでなく、弦を軽く左手の指にかけて引くような感覚で行うとハッキリとした音を出すことが可能です。楽譜ではPと表記されます。
- トリル
- ハンマリング・オンとプリング・オフを繰り返す。楽譜ではtrと表記されます。
- スライド
- ピッキング後に左手の指を特定のフレットまで滑らせる事で次の音を出します。指を滑らせる前後のフレットの位置が指定されているものをスライドといいます。楽譜ではSと表記されます。
- グリッサンド
- ピッキング後にフレットを滑らせて連続した音を出します。スライドとの違いは指を滑らせる元、または先のフレットが特に決まっていないことです。低いフレットから任意のフレットまで滑らせることををグリス・アップ、任意のフレットから低いフレットまで滑らせることをグリス・ダウンと言います。グリス・アップはフレーズの入り、グリス・ダウンはフレーズの終わりでギターらしいワイルドなニュアンスを出すために用いられます。楽譜ではgと表記されます。
- チョーキング
- ピッキング後に左手で弦を引き上げる、または引き下げることで音程を変化させる奏法。弦を引き上げる、または引き下げることで音程を上げる事をチョーク・アップ、元に戻すことをチョーク・ダウンといいます。変化させる音程に応じて次のチョーキングがあります。括弧内は楽譜での表記。
- クォーター・チョーキング(Q.C)
- 半音チョーキング(H.C)
- 1音チョーキング(C)
- 1音半チョーキング(1H.C)
- 2音チョーキング(2C)
- ビブラート
- ピッキング後にチョーク・アップ、チョーク・ダウンを繰り返すことで音程を揺らす奏法です。音を伸ばす際にビブラートさせることで感情的なニュアンスを与えます。楽譜では波線で表記されます。
- ブリッジ・ミュート
- 右手をブリッジに乗せてミュートしながら音を出す奏法です。楽譜ではMと表記されます。
- ハーモニクス
- 特定のフレット上の弦に軽く触れ、ピッキング直後に指を離すことで、ハーモニクスという割れるような高音を出します。ハーモニクスが出るフレット上のポイントは決まっていてハーモニクス・ポイントと言います。楽譜ではHarmと表記されます。
- ピッキング・ハーモニクス
- ピッキングする際に、右手親指の脇を弦に軽く触れさせる事でハーモニクスを出します。楽譜ではP.hと表記されます。
- ピック・スクラッチ
- ピックの側面をギターの巻き弦にすらせることで「キューーーン!!」という効果音を出します。巻き弦ではない弦(1~3弦)にすらせてもこのような音は出ません。イントロや展開場面で曲を盛り上げるために使われます。楽譜ではPick Scratchと表記されます。
- アーミング
- アームが付いているギターで使える奏法です。ピッキング後にアームを倒す事でダイナミックに音程を変化させることができます。
- タッピング
- 左手だけではなく右手の指でフレットを叩くことで音を出す奏法です。左手のハンマリング・オン、プリング・オフだけでは実現できないダイナミックな音程変化のあるフレーズを可能にします。
- スラップ
- 親指で弦を叩くサムピングと人差し指で弦を引っ掛けて指板に打ちつけるプルを組み合わせてパーカッシブな音を出す奏法です。
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