バンドの編成形態からみる特徴

バンドは主に、ボーカル、ギター、ベース、ドラムスから編成されています。それに加えてバンドが目指すサウンドに必要ならば、ピアノ、キーボード、管楽器等が加わっていきます。

バンドの編成はあくまでも自分が求めるバンドのサウンドに合わせて決めるものであって、ただ人数を増やせば良いというものではありません。バンドの編成は考えればいくらでも思いつきますが、良く見られるバンドの編成は次の通りです。

  • ギターボーカル、ベース、ドラムス
  • ボーカル、ギター、ベース、ドラムス
  • ギターボーカル、ギター、ベース、ドラムス
  • ボーカル、ギター、ギター、ベース、ドラムス

バンドの人数はおおむね3人~5人で、ボーカル、ギター、ベース、ドラムスを基本として、アンサンブルを厚くしたい部分に1人加えるといった感じです。あとはボーカルが楽器を兼任するかの違いです。バンドの編成はジャンルによってある程度傾向があります。

ここではメンバーの人数から見るバンドの特徴を紹介します。なお紹介するバンドの編成は既存のバンドをモデルにしています。分かったら密かにニヤニヤしてください。

3人(スリーピース)編成のバンド

いわゆる「スリーピース」と呼ばれるバンドの形態です。バンドサウンドの最小編成であり、以下のいずれかの編成を取ります。

  • ギターボーカル、ベース、ドラムス
  • ベースボーカル、ギター、ドラムス
  • ギターボーカル、ベースボーカル、ドラムス

いずれの場合もボーカルが弦楽器を兼任することになります。ギターとベースがいずれもボーカルを取るというツインボーカルの編成もできます。

スリーピースバンドの特徴

スリーピースバンドの特徴としては、人数が少ないため各メンバーの個性が遺憾なく発揮されることです。「凛として時雨」といったバンドが代表的な例でしょう。無駄を一切省いた必要最小限の編成で最大効果のサウンドを奏でるというのはカッコよくありませんか?

スリーピースバンドでは、各メンバーの奏でるサウンドが明確に伝わるためシャープなサウンドを作り上げることが出来ます。その反面、アンサンブルが薄いため、バンドサウンドの善し悪しが各メンバーの演奏技術、アレンジ、音作りに大きくかかわってきます。責任重大です。

また人数が少ないということは、スタジオ練習においてスケジュールを合わせやすい、バンド内での話し合いで意思決定がしやすい、コミュニケーションが取りやすいといった長所につながります。さくさくと活動し、どんどんバンドをレベルアップさせていきましょう。

4人編成のバンド

4人編成のバンドはボーカル、ギター、ベース、ドラムスの基本要素が揃っているため一番良く見られるパターンです。各メンバーが自分の演奏に専念できるため初めてバンドを組む人にもおすすめの編成です。

4人編成バンドの特徴

4人編成バンドは良くも悪くも一番オーソドックスな編成であり、ロックバンドの基本です。各メンバーが楽器に専念でき、難しいこともやらない(できない)ため、バンドの初心者はまずはこの編成でバンドを組むことをおすすめします。

慣れてきたらボーカルがギターを兼任するのも良いでしょう。4人編成でもギターを2本にすることができるため、ギターのサウンドを厚くすることができます。細かい所を言うと、ボーカルが間奏の間、手持ちぶさたにならないといったメリットもあったりします。

オーソドックスなメンバー編成
ボーカル、ギター、ベース、ドラムス
一番オーソドックスなのは4人から編成されるバンドです。バンドサウンドとしては各メンバーが自分の仕事に専念できる編成です。
ギターボーカル、ギター、ベース、ドラムス
ボーカルがギターを兼任することで、ギターをツインにしてハモらせることが出来たりします。
少し変わった編成
ギターボーカル、ボーカル(ラップ担当)ベース、ドラムス
バンドにラップを置きたい場合のちょっと変わった編成です

5人編成のバンド

基本的な4人編成のバンドのギターあるいはキーボードを加えて5人編成にするとバンドサウンドが更に厚くなります。例えばギター同士の複雑なリフの絡み合いや、ツインリードを取ったりすることもできるはずです。

5人編成バンドの特徴

5人編成バンドの特徴は、アレンジの表現が豊富であることです。ギターを加えれば、ギター2本で複雑なバッキングを編成することもできるし、ツインリードで泣きメロを作ることだってできます。キーボードを加えればそこらのバンドとは違う世界観を作り上げることができます。

また人数に余裕が出てきますので、ボーカルをツインにして掛け合いをすることもできます。色々なサウンドにチャレンジできるためやりがいがある編成でしょう。

ただし、人数が多くなってきますので、バンド内の意思決定、スケジュールの管理などが煩雑になっていきます。メンバーが揃わないためスタジオ練習が出来ないという事態を避けるために、スケジュールが合うメンバー同士でバンドを結成しましょう。

オーソドックスな編成
ボーカル、ギター、ギター、ベース、ドラムス
5人バンドの中では比較的オーソドックスなギターを1人加えた編成です。ギターのアレンジを厚くしたい場合にこのメンバー編成になることが多いです。ギターを2人にすることで、ギターサウンドが重厚になりアレンジのアイデアが数多く生まれます。例えば、片側はアルペジオを弾いて、片側はストロークを弾いたりするといった具合に、表現豊かなアンサンブルにすることができます。

またギターソロを多用するバンドにも多い編成です。4人だとギターソロのときに音がスッカスカになってしまいますからね。ギターソロ中はもう片側のギターがバッキングを担当することで音が薄くならないようにするのです。ギターソロをハモらせることでクサメロを奏でることもできます。ツインでピロピロすると最高ですね!メタルバンドに良く見られます。

ボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムス
バンドにキーボードを加える場合もあります。バンドサウンドに一風違ったシンセサウンドを混ぜてみたい場合などに見られるメンバー編成です。キーボードは非常に多くの音色を奏でることができるのでバンドサウンドの幅が広がることでしょう。
少し変わった編成
ギターボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムス
2人のギターによる重厚なバッキングに加えて、シンセの幻想的な雰囲気を加えたいといった場合の編成です。ギターソロのときでも、ギターでツインまたはギター&キーボードでツインにするという選択肢があり、もう1人のギターorキーボードがバックを埋めるため音が薄くなることがありません。
ボーカル、ベースボーカル、ギター、ギター、ドラムス
ボーカルとギターをツインにした強力な布陣です。テクニカルな演奏が要求されるギターは自分の仕事に専念でき、ボーカルは男女のツインというドラマティックなものを予感させられます。
ボーカル(ラップ)、ギターボーカル、ギター、ベース、ドラムス
ミクスチャーなどでラップ専門のボーカルを置きたい場合に役割の異なるボーカルを2人置くといった編成も良くあります。この編成ではギターともラップとも絡めるギターボーカルがバンドの要ですね

6人編成のバンド

6人編成のバンドはあまり見かけませんが、有名なバンドであったりします。

ボーカル、ギター、ギター、ギター、ベース、ドラムス
トリプルギターのバンドなんてものあったりします。自分のギターが他のギターの邪魔にならないようにアレンジを良く練った方がいいでしょう。
ボーカル、ボーカル(ラップ、ギター、キーボード兼任)、ギター、ベース、DJ、ドラムス
何でも屋さんとDJがいるバンドです。何でも屋さんは曲によって楽器を変えられるので演奏できる曲の幅が広がります。

その他の編成人数

既存のバンド編成にとらわれないバンドもあります。ドラムスがいなかったりしてバンドと呼べるかは議論の余地がありますが、日本で有名なバンドの中でもこのような編成を取っているバンドがあります。

何故このような編成になってしまったかというと、なかなか良いメンバーが見当たらないからもう僕らだけで良くないか?ということで残りのメンバーをサポートにしてしまうためです。正規メンバーが少人数というのは、バンド内の意思決定がしやすいというメリットがあったりします。

ボーカル、ギター、ギター、ベース
ドラムスが固定メンバーではなくサポートというケースです
ボーカル、ギター
ボーカルとギターの2人だけのバンドです。ユニットと呼ばれることもあります。両名とも個性、演奏力、歌唱力がズバ抜けており、理想のコンビであるため今後このバンドに正規メンバーが入ることはないでしょう
ボーカル以外はパフォーマー
彼ら楽器を演奏しません。楽器らしきものを持っていますが演奏したふりのエア演奏です。楽器を演奏しないため彼らのライブはとても自由で、ライブというよりはショーやミュージカルといった感じで、エンターテイメント色を全面に押し出しています



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