ドラムスティックの選び方|種類・太さ・材質の違いと初心者向けおすすめ
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ドラムスティックは、ドラマーにとって一番身近な道具です。
太さや長さ、材質、先端の形によって、叩き心地も音も変わります。
この記事では、ドラムスティックの種類と選び方を、初心者にも分かりやすく紹介します。
5Aや7Aといったサイズ表記の意味や、定番のおすすめスティックもまとめました。
ドラムスティックは腕
ドラムは、「音を出そう」と思ってから実際に叩くまでの、物理的な距離が長い楽器です。
メトロノームやクリックにぴったり合わせて叩くには、それなりの訓練が必要です。
これはドラムの基礎的な部分でもあります。
体が動いてから音が出るまでの間隔を、ストロークのインターバルといいます。
この感覚は、体で覚えるしかありません。
そのとき大切なのが、スティックを自分の体の延長のように感じることです。
長さや重さは、演奏に深く関わります。
ドラムスティックの種類は数多い
ドラムスティックには、たくさんの種類があります。
ギターのピックと同じように考えると分かりやすいでしょう。
ただし、ピックほど手軽な価格ではありません。
だからこそ、買うときに「これだ」と思えるものを選びたいものです。
選ぶときに大切な要素を、順番に見ていきましょう。
重さ
まずは重さです。
実際に振って、叩いてみて、どう感じるかが大切です。
ドラムを始めたばかりなら、少し「軽い」と感じる程度のもので構いません。
まだ叩き続けるための筋力が十分ではないからです。
軽めのものから始めると、思うように練習できます。
長さ
何より大切なのが長さです。
各ドラムとの位置関係で、自分のフォームが決まります。
同じ材質なら、長いものは重く、短いものは軽くて扱いやすくなります。
あえてリーガル・ティップやラディックのような長めのものを選ぶのも一つの方法です。
スティックの振動を感じ取る練習になります。
太さ(サイズ表記)
スティックには「7A」「5A」「5B」「2B」といったサイズ表記があります。
数字が小さいほど太く、AよりBのほうが太めになるのが一般的です。
| 表記 | 太さの目安 | 向いている演奏 |
|---|---|---|
| 7A | 細め・軽め | ジャズ、ポップス、小さめの音量 |
| 5A | 標準 | ポップス、ロックなど幅広く対応 |
| 5B | やや太め | ロックなど力強い演奏 |
| 2B | 太め・重め | ハードロック、メタル、パワー重視 |
迷ったら、まずは標準的な5Aから試すのがおすすめです。
メーカーによっては、独自の型番で太さを表していることもあります。
スティックの材質
ドラムスティックは、さまざまな素材で作られています。
一番多いのは木ですが、木材にもいくつかの種類があります。
- ヒッコリー:標準的な木材。適度な重さとしなりで初心者にもおすすめ
- オーク:重めで硬く、力強い音が出しやすい
- メイプル:軽くて扱いやすい
さらに、AHEADのように鉄心を入れ、カーボンなどでコーティングしたスティックもあります。
先端のチップ部分にはプラスチックが使われています。
このスティックは重いのですが、最初から使えばかなりたくましいドラマーに成長するでしょう。
ただし、一般的な木製スティックに比べて高価です。
チップの形状
実際にヘッド(太鼓の打面)に当たるのは、スティックの先端のチップです。
チップの形によっても、音は変わります。
- 丸型(ボール型):どの角度で当てても音が安定する。初心者向き
- オーバル(楕円形):角度によって音に変化をつけやすい
- ティアドロップ型:しずく形。角度で音のニュアンスを変えられる
チップには、木製のほかにナイロン製もあります。
ナイロンチップは、シンバルを叩いたときに明るくはっきりした音が出やすいのが特徴です。
チップによる音の違いは、実際に叩いてみないと分かりません。
パワーヒッター(力強く叩くドラマー)の場合、違いをつかみにくいこともあります。
同じスネアやドラムセットで比べないと答えも出しにくいので、まとめて試せる環境を探しましょう。
初心者のドラムスティックの選び方
ここまでの内容をふまえて、初心者がスティックを選ぶ手順をまとめます。
- 楽器店で、標準的な5Aのヒッコリー・丸型チップを握ってみる
- 実際に振って、重すぎないか、長さが合うかを確かめる
- できれば練習パッドなどで、叩いたときの跳ね返りを確認する
- 太さや重さに違和感があれば、7Aや5Bも比べてみる
スティックは、同じ型番でも1本ごとに重さや木目が少し違います。
買うときは2本を並べて転がし、反りがないかも確認しましょう。
左右の重さがそろっているかも大切なポイントです。
スティックをバラバラ変えないこと
「どんなスティックでも同じように演奏できるのが正しい」という考え方もあります。
ある意味ではそれも正しいのですが、スティックを「自分の体」と考えるなら話は別です。
スタイルに合わせて同じスティックを使い続けたほうが、上達は早くなります。
スティックのストロークは、振り下ろすだけではありません。
叩いた直後の反発を利用して、スティックを引き上げる動作も演奏の一部です。
どのくらいの力で叩けば、どのくらい跳ね返るのか。
次の動作がどれだけスムーズにできるのか。
これは感覚で覚えるものです。
材質や重さによって感覚が変わるので、まずは使うスティックを固定しましょう。
アーティストのシグネチャーモデルでも、ノーブランドのものでも構いません。
まずは握ってみて、「これだ」と感じるスティックに出会うことが、ドラマーとしての第一歩です。
もちろん、そう思えるものに出会うまでは、いろいろ試してみましょう。
初心者におすすめのドラムスティック
楽器店でもよく見かける、定番のスティックを紹介します。
まずは、3つのスティックのスペックを比べてみましょう。
| 商品 | 太さ×長さ | 素材 | チップ |
|---|---|---|---|
| VIC FIRTH American Classic 5A | 14.4×407mm | ヒッコリー | ティアドロップ型 |
| Promark Classic 5A | 14×406mm | ヒッコリー | 木製(ウッドチップ) |
| Pearl 110HC | 14.5×398mm | ヒッコリー | バレル型(樽型) |
※スペックはAmazonの商品ページの情報をもとにしています。
VIC FIRTH American Classic 5A
世界中で使われている、ヴィックファースの定番ヒッコリースティックです。
標準的な5Aサイズで、最初の1本として選びやすいモデルです。
| 商品 | 太さ×長さ | 素材 | チップ |
|---|---|---|---|
| VIC FIRTH American Classic 5A | 14.4×407mm | ヒッコリー | ティアドロップ型 |
Promark Classic 5A(TX5AW)
プロマークの定番シリーズの5Aサイズです。
木製チップのヒッコリー製で、ヴィックファースと比べてみるのもおすすめです。
| 商品 | 太さ×長さ | 素材 | チップ |
|---|---|---|---|
| Promark Classic 5A | 14×406mm | ヒッコリー | 木製(ウッドチップ) |
Pearl 110HC
国内のスタジオや楽器店でもよく見かける、パールの定番スティックです。
日本のドラマーにも長く使われてきたモデルです。
| 商品 | 太さ×長さ | 素材 | チップ |
|---|---|---|---|
| Pearl 110HC | 14.5×398mm | ヒッコリー | バレル型(樽型) |
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