ギブソンのギターの種類と特徴|レスポール・SG・ES-335・フライングVの違い
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前回のFender編に続き、ギターの種類を紹介します。
今回はGibson(ギブソン)です。
この記事では、レスポールやSGなど、ギブソンの代表的なギターの種類を解説します。
それぞれの音の特徴や、使っている有名ギタリストも紹介します。
Gibsonのギターの特徴
Gibsonのギターには、Fenderとは違う特徴があります。
- ハムバッカーのピックアップを使ったモデルが多い
- 甘く太い、パワーのあるサウンド
- ネックを接着して固定する「セットネック」方式が基本
ハムバッカーとは、2つのコイルを逆向きに並べたピックアップです。
パワーを出しつつ、ノイズを打ち消す構造になっています。
そのためシングルコイルに比べて出力が高く、歪ませやすいのが特徴です。
ハードロック、メタル、パンクといった音楽でよく使われます。
Gibsonの代表的なギターの種類
レスポール
言わずと知れた、Gibsonの看板モデルです。
1952年に発売されました。
リアとフロントに、2つのハムバッカーを搭載しています。
シングルコイルが多いFenderのギターに比べて、甘く太い音が特徴です。
それぞれのピックアップ専用に、ボリュームノブとトーンノブが付いています。
ネックはミディアムスケールです。
ストラトキャスターより弦の長さが短く、張りが少し弱めなので弾きやすいでしょう。
ただし、ハイフレットはネックとボディの間に段差があり、弾きづらいかもしれません。
ハイフレットとは、ボディに近い高い音のフレットのことです。
また、ストラトキャスターに比べて重いギターです。
ジミー・ペイジ、スラッシュ、ザック・ワイルド、松本孝弘が使っていることで有名です。
SG
レスポールの後継機として、1961年に発売されました。
SGとは「ソリッド・ギター」の略です。
レスポールの弱点だった、ハイフレットの弾きづらさや重さを改善しています。
レスポールより軽く、両側をえぐった「ダブルカッタウェイ」で高音域も弾きやすくなっています。
主なギタリストは、アンガス・ヤング、トニー・アイオミなどです。
ES-335
1958年に発売された、セミアコースティックギターの代表モデルです。
セミアコとは、ボディの中が一部空洞になっているギターのことです。
ボディの中央には木のブロックが入っていて、ハウリングを抑えています。
ハウリングとは、アンプの音を拾って「キーン」と鳴ってしまう現象です。
ハムバッカーを2つ搭載し、空洞ボディならではの柔らかく暖かい響きがあります。
ジャズやブルース、フュージョンなどで人気です。
「Mr.335」と呼ばれるラリー・カールトンが有名です。
ファイヤーバード
普通のギターの左右を反転させたような、特徴的な形のモデルです。
ちなみにGibsonは、同じようなデザインで「サンダーバード」というベースも出しています。
ミニ・ハムバッカーを搭載しています。
レスポールに比べて、シャープな音質です。
ブルース系のギタリストに使われてきました。
ゲム・アーチャー、ジョニー・ウィンター、ノエル・ギャラガーなどが有名です。
Epiphoneからは、1963年のモデルを再現した「1963 Firebird V」が出ています。
Gibsonの雰囲気を、比較的手の届く価格で楽しめます。
フライングV
1958年に発売された、変形ギターの先駆けです。
V字型のボディのため、座った状態では弾きにくいギターです。
Vの先端部分は、塗装がはがれやすい点にも注意しましょう。
初心者にはあまりおすすめできませんが、ライブで目立ちたい人にはぜひ!
その奇抜なデザインから、メタルやハードロックでよく使われています。
主なギタリストは、マイケル・シェンカー、橘高文彦、カイ・ハンセンなどです。
Epiphoneの「1958 Korina Flying V」は、初期のフライングVを再現したモデルです。
ボディには、当時と同じコリーナという木材が使われています。
エクスプローラー
フライングVと同じ1958年に、変形ギターの先駆けとして登場しました。
フライングV以上に、メタルらしい雰囲気をまとったギターです。
Gibsonだけでなく、ESP、Jackson、Ibanezなど他社からも多くのコピーモデルが作られています。
エクスプローラーといえば、やはりジェイムズ・ヘットフィールドでしょう!
(ESP社のカスタムモデルを使用)
Epiphoneの「1958 Korina Explorer」は、初期のエクスプローラーを再現したモデルです。
フライングVと同じく、コリーナ材のボディを採用しています。
Gibsonのギターを比較
紹介したモデルの特徴を、表にまとめました。
| モデル | ピックアップ | 向いているジャンル | 特徴 |
|---|---|---|---|
| レスポール | ハムバッカー×2 | ロック全般 | 甘く太い音。重め |
| SG | ハムバッカー×2 | ハードロック | 軽くてハイフレットが弾きやすい |
| ES-335 | ハムバッカー×2 | ジャズ、ブルース | セミアコの暖かい響き |
| ファイヤーバード | ミニ・ハムバッカー×2 | ブルース、ロック | シャープな音。左右反転の形 |
| フライングV | ハムバッカー×2 | メタル、ハードロック | V字の変形ボディ |
| エクスプローラー | ハムバッカー×2 | メタル | 攻撃的な変形ボディ |
初心者におすすめのGibson系ギター
純正のGibsonは高価なので、最初はGibson傘下のブランド「Epiphone(エピフォン)」がおすすめです。
Gibsonのデザインを受け継ぎつつ、手に取りやすい価格帯で作られています。
くわしくはお手頃価格のギターの記事で紹介しています。
まずは、3つのギターのスペックを比べてみましょう。
| 商品 | ボディ | ネック・指板 | ピックアップ | フレット数 |
|---|---|---|---|---|
| Epiphone Les Paul Standard 50s | ソリッド マホガニー系(オクメ等)+メイプルトップ |
1959ラウンド・ミディアムC ローレル指板 |
ProBucker ハムバッカー×2 | 22 |
| Epiphone SG Standard | ソリッド マホガニー |
マホガニー(スリムテーパーC) ローズウッド指板 |
- | 22 |
| Epiphone ES-335 | セミホロウ | - | Alnico Classic PRO ハムバッカー | - |
※スペックはAmazonの商品ページの情報をもとにしています。
Epiphone Les Paul Standard 50s
1950年代のレスポールをお手本にした、エピフォンの定番モデルです。
レスポールらしい太い音を、手軽に体験できます。
| 商品 | ボディ | ネック・指板 | ピックアップ | フレット数 |
|---|---|---|---|---|
| Epiphone Les Paul Standard 50s | ソリッド マホガニー系(オクメ等)+メイプルトップ |
1959ラウンド・ミディアムC ローレル指板 |
ProBucker ハムバッカー×2 | 22 |
Epiphone SG Standard
軽くて弾きやすい、SGタイプのモデルです。
重いギターが苦手な人にも向いています。
| 商品 | ボディ | ネック・指板 | ピックアップ | フレット数 |
|---|---|---|---|---|
| Epiphone SG Standard | ソリッド マホガニー |
マホガニー(スリムテーパーC) ローズウッド指板 |
- | 22 |
Epiphone ES-335
セミアコの音を手頃に楽しめる、エピフォン版のES-335です。
ジャズやブルースに興味がある人におすすめです。
| 商品 | ボディ | ネック・指板 | ピックアップ | フレット数 |
|---|---|---|---|---|
| Epiphone ES-335 | セミホロウ | - | Alnico Classic PRO ハムバッカー | - |
次回は、V系やHR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)向けのギターを紹介します。
ギターの種類 – V系,HR/HM編
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