自宅練習におすすめの小型ギターアンプの選び方|ワット数・ミニアンプ・ヘッドホン練習
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自宅でギターを練習するなら、小型のギターアンプが1台あると便利です。
この記事では、自宅練習用の小型ギターアンプの選び方を、出力(ワット数)やタイプ別に紹介します。
ミニアンプやヘッドホンで練習できる機材、アンプシミュレーターについてもまとめました。
小型ギターアンプ選び方のポイント
スタジオやライブでは、主にMarshall(マーシャル)やJC(ジャズコーラス)を使うことになります。
バンドにギタリストが2人いる場合、どちらかがMarshall、どちらかがJCを使うことがほとんどです。
自宅で練習する小型アンプも、自分が使うことになるアンプに合わせて選ぶのがベストです。
それぞれのメーカーから、小型のアンプが発売されています。
どれも、一般的な住宅で常識的な音量を出せるように作られています。
メーカーごとの特徴を理解し、使いこなせるものを選びましょう。
選ぶときのポイントは、音質を調整する「イコライザー」と、歪みの設定です。
スタジオやライブハウスにある実機に近いものを選びましょう。
Marshallであれば、JCM-900やJCM-2000に近い音が出せるものです。
アンプの特徴をうまく再現(シミュレーション)しているものがよいでしょう。
ほかにも、次の点をチェックしておくと安心です。
- ヘッドホン端子:夜や集合住宅でも音を出さずに練習できる
- AUX(外部入力)端子:スマホなどの音楽に合わせて練習できる
- 大きさと重さ:部屋に置いたときにじゃまにならないか
10ワットから20ワットのソリッドステートタイプ
初めて自宅練習用のギターアンプを買うなら、10W~20Wのソリッドステートタイプの小型アンプが最適です。
ソリッドステートとは、トランジスタを使ったアンプのことです。
このクラスは比較的手頃な価格で買えて、場所もそれほど取りません。
出力が小さいアンプには、音量をあまり上げなくてもよい音が出せるというメリットがあります。
定番メーカーの、10W~15Wクラスのモデルを紹介します。
まずは、4つのモデルのスペックを比べてみましょう。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| VOX Pathfinder 10 | 10W | 6.5インチ | クリーン/オーバードライブの切り替え | 4.8kg |
| Fender Frontman 10G | 10W | 6インチ | ヘッドホン端子 CDインプット |
3.8kg |
| ORANGE Crush 12 | 12W | 6インチ | ゲイン・オーバードライブ・3バンドEQ ヘッドホン出力 |
4.7kg |
| Marshall MG15R | 15W | 8インチ | 2チャンネル(クリーン/OD) MP3入力 |
7.56kg |
※スペックはAmazonの商品ページの情報をもとにしています。
VOX Pathfinder 10(ギターアンプ)
VOXの小型アンプの中でも、長く売れ続けている定番モデルです。
スイッチ1つで、クリーンとオーバードライブを切り替えられます。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| VOX Pathfinder 10 | 10W | 6.5インチ | クリーン/オーバードライブの切り替え | 4.8kg |
Fender Frontman 10G(ギターアンプ)
フェンダーのFrontmanシリーズで、一番小さい入門モデルです。
ヘッドホン端子があり、夜の練習にも使えます。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Fender Frontman 10G | 10W | 6インチ | ヘッドホン端子 CDインプット |
3.8kg |
ORANGE Crush 12(ギターアンプ)
オレンジ色のボディが目を引く、イギリスのOrangeの小型アンプです。
低音・中音・高音を調整できる3バンドのイコライザーを備えています。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| ORANGE Crush 12 | 12W | 6インチ | ゲイン・オーバードライブ・3バンドEQ ヘッドホン出力 |
4.7kg |
Marshall MG15R(ギターアンプ)
マーシャルの練習用アンプ「MG Gold」シリーズの15Wモデルです。
スタジオでMarshallを使う人が、自宅で音のイメージをつかむのに向いています。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Marshall MG15R | 15W | 8インチ | 2チャンネル(クリーン/OD) MP3入力 |
7.56kg |
20ワットから30ワットのギターアンプ
自宅でも迫力のあるハイゲインサウンドで練習したい人もいるでしょう。
ハイゲインとは、強く歪ませた音のことです。
その場合は、少しサイズは大きくなりますが、出力が大きめの20W~30Wを選ぶとよいでしょう。
ただし、出力が大きいアンプは、ある程度音を大きくしないとよい音になりません。
音量を出せる環境かどうかを考えて選びましょう。
このクラスで選びやすい、2つのモデルのスペックを比べてみましょう。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Line 6 Spider V 30 MkII | 30W | 8インチ | 200種類以上のアンプ・キャビネット・エフェクト チューナー・USBインターフェース |
8.2kg |
| Blackstar ID:CORE V4 Stereo 20 | 20W (1Wに切り替え可) |
- | 6種類のボイス・ディレイ・リバーブなど USB-Cオーディオインターフェース |
6.42kg |
※スペックはAmazonの商品ページの情報をもとにしています。
Line 6 Spider V 30 MkII(ギターアンプ)
たくさんのアンプやエフェクトの音を内蔵した、多機能なモデルです。
チューナーやリズムに合わせて弾ける機能もあり、1台で練習環境が整います。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Line 6 Spider V 30 MkII | 30W | 8インチ | 200種類以上のアンプ・キャビネット・エフェクト チューナー・USBインターフェース |
8.2kg |
Blackstar ID:CORE V4 Stereo 20(ギターアンプ)
音が左右に広がる、ステレオ仕様の小型アンプです。
出力を20Wから1Wに下げる機能があり、小さな音量でも音質を保てます。
| 商品 | 出力 | スピーカー | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Blackstar ID:CORE V4 Stereo 20 | 20W (1Wに切り替え可) |
- | 6種類のボイス・ディレイ・リバーブなど USB-Cオーディオインターフェース |
6.42kg |
小型チューブアンプ
小型のチューブアンプは、小さくても真空管を搭載しています。
10W未満の出力でも、迫力のある真空管サウンドを鳴らせます。
練習用でも音質には妥協したくないという人は、小型チューブアンプも候補に入れるとよいでしょう。
ただし、真空管を搭載しているぶん、ソリッドステートタイプより値段は高めです。
BUGERA V5 INFINIUM(真空管ギターアンプ)
5Wの小型真空管アンプです。
自宅でも、真空管ならではの温かみのある音を楽しめます。
おすすめの小型ギターアンプ
ここでは、音質にこだわる人におすすめのモデルを紹介します。
まずは、2つのモデルのスペックを比べてみましょう。
| 商品 | タイプ | 出力 | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| YAMAHA THR30II Wireless | デスクトップアンプ | - | 15種類のギターアンプモデル Bluetooth接続 |
- |
| Blackstar HT-1R MkIII | 真空管コンボアンプ | 1W | 2チャンネル/4ボイス・リバーブ USB-C接続 |
6.72kg |
※スペックはAmazonの商品ページの情報をもとにしています。
YAMAHA THR30II Wireless(デスクトップアンプ)
「小型アンプ=音がよくない」という常識をくつがえした、ヤマハのTHRシリーズの上位モデルです。
真空管アンプの音をリアルに再現する技術で、小さな音量でも本格的な音が出せます。
15種類のギターアンプモデルを内蔵していて、いろいろな音色を試せます。
Bluetoothでスマホとつなげば、好きな曲を流しながら一緒に弾けます。
別売りの送信機を使えば、ケーブルなしでギターを弾くこともできます。
自宅練習を快適にしてくれる、現代的なアンプです。
| 商品 | タイプ | 出力 | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| YAMAHA THR30II Wireless | デスクトップアンプ | - | 15種類のギターアンプモデル Bluetooth接続 |
- |
Blackstar HT-1R MkIII(真空管ギターアンプ)
小型チューブアンプの中でも特に人気なのが、BLACKSTARのHT-1Rシリーズです。
わずか1Wながら、迫力の真空管サウンドを鳴らしてくれます。
クリーンチャンネルとオーバードライブチャンネルの2チャンネル仕様です。
つやのあるクリーンから、歪んだディストーションまで幅広くカバーしています。
リバーブ(残響を加える効果)も内蔵しています。
USB-Cでパソコンにつなげば、演奏の録音にも使えます。
| 商品 | タイプ | 出力 | 主な機能 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| Blackstar HT-1R MkIII | 真空管コンボアンプ | 1W | 2チャンネル/4ボイス・リバーブ USB-C接続 |
6.72kg |
ミニアンプ・ヘッドホンアンプという選択肢
もっと手軽に練習したい人には、手のひらサイズの「ミニアンプ」もあります。
電池で動くものが多く、机の上や外出先でもすぐに音を出せます。
ただ、音の迫力は小型アンプに比べると控えめです。
さらに、ギターに直接差してヘッドホンで音を聞く「ヘッドホンアンプ」もあります。
スピーカーを使わないので、夜でも周りを気にせず練習できます。
まずは、3つのモデルのスペックを比べてみましょう。
| 商品 | タイプ | 出力 | 主な機能 | 電源 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| YAMAHA THR10II | デスクトップアンプ | 10W | 15種類のギターアンプモデル ステレオ出力・USB接続 |
電源コード式 | 3kg |
| Blackstar FLY3 | ミニアンプ (3インチスピーカー) |
3W | クリーン/オーバードライブの2ch テープエコー風ディレイ |
電池駆動 | 499g |
| VOX amPlug 2 | ヘッドホンアンプ | - | エフェクト9種類内蔵 AUX IN端子 |
電池駆動 最大約17時間 |
86.2g |
※スペックはAmazonの商品ページの情報をもとにしています。
YAMAHA THR10II
THRシリーズの新しい世代のモデルです。
机に置けるサイズながら、いろいろなアンプの音を楽しめます。
| 商品 | タイプ | 出力 | 主な機能 | 電源 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| YAMAHA THR10II | デスクトップアンプ | 10W | 15種類のギターアンプモデル ステレオ出力・USB接続 |
電源コード式 | 3kg |
Blackstar FLY3
手のひらサイズのミニアンプです。
電池でも動くので、部屋のどこでも気軽に練習できます。
| 商品 | タイプ | 出力 | 主な機能 | 電源 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| Blackstar FLY3 | ミニアンプ (3インチスピーカー) |
3W | クリーン/オーバードライブの2ch テープエコー風ディレイ |
電池駆動 | 499g |
VOX amPlug 2
ギターのジャックに直接差して使うヘッドホンアンプです。
いろいろな音色のモデルがあり、好きなアンプの雰囲気で練習できます。
| 商品 | タイプ | 出力 | 主な機能 | 電源 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| VOX amPlug 2 | ヘッドホンアンプ | - | エフェクト9種類内蔵 AUX IN端子 |
電池駆動 最大約17時間 |
86.2g |
アンプシミュレーターという選択肢
実は、小型アンプを使わなくても、アンプを通した音で練習することはできます。
「アンプシミュレーター」というものがあるのです。
アンプシミュレーターとは、アンプの音をデジタルで再現する機材です。
代表的なものに、LINE6が発売している「POD」があります。
音を鳴らすためのアンプやスピーカーが要らない
プレーヤーによっては、PODからJCにつないでライブをする人もいます。
自宅でPODの音をスピーカーから流すには、ミキサーなどで音をまとめる必要があります。
または、端子を変換して、コンポのピンプラグにつなぐ必要があります。
ただ、PODなどのアンプシミュレーターには、基本的にヘッドホン端子が付いています。
ヘッドホンで音を聞きながら練習すれば、夜でも練習できて便利です。
そのため、あえてアンプシミュレーターだけで練習するのも有効な方法です。
アンプシミュレーターは、のちに「録音」するときにも頼もしい味方になります。
小型アンプと並べて検討する価値は十分にあります。
アンプシミュレーターはキャビ鳴りも再現する
PODなどのアンプシミュレーターは、大きなキャビネットを持つアンプの「キャビ鳴り」も再現します。
キャビ鳴りとは、スピーカーの箱(キャビネット)が響いて生まれる音のことです。
小型アンプでは得られない本格的な音を、簡単に再現できます。
いつでも実機の音、あるいはそれ以上の音で練習できるのです。
ギターアンプの音は、キャビネットの大きさに大きく影響されます。
そのため、キャビ鳴りはどうしても小型アンプでは再現できません。
自宅でも大型キャビネットの迫力ある音で練習したいなら、アンプシミュレーターは心強い味方です。
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